
※以前別のブログで書いた文章をそのまま掲載しています。
普段書くブログのネタ帳となっているメモの記述には、万年筆を使っています。「万年筆なんて使ってるの?」と思う方もおられるかもしれません。どうにも万年筆には、謎のハードルの高さがあるように思います。 自身の体験から申し上げると、 ・高い ・使いづらい ・めんどくさそう などの思いこみがありました。本格的に使い始めるようになったのは、博物館に勤めはじめてからですが、今では上記のことが思いこみに過ぎなかったと思っています。
なぜ万年筆を使いはじめたか?
博物館では資料を受け入れた時に台帳を記入したり、資料の情報を記録するカードを作成します。それらの情報は資料の活用において、非常に重要な意味を持ちます。情報があるから博物館資料である、といっても良いと思います。資料と情報の関係についてはそのうち書きたいと思いますが、とにかく重要な記録作成に際し、物理的に残りやすいものを考えたときにインクという選択になるのです。仕事で使っている物を普段使いしはじめた、ということです。 万年筆の値段はピンキリ ふだん使っているものは、以下の記事のノート上のものです。まあ、万年筆っぽくないチープな外見ですが、お値段は五百円以下です。高くない、やすい。
使いづらい、のは最初だけ
どんなものでははじめは使いにくいと思います。はじめてシャープペンシルを使ったとき、思い出してください。鉛筆の方が使いやすいかも、と思ったのではないでしょうか。これは慣れや用途の違いでしかない。
手入れの手間も品による
ウォーターマンの万年筆も持っていますが、いまは使っていません。そちらの方が高価で万年筆らしいのですが、ペン先が乾きやすすぎる。いま使っているものは、ワンコインとは思えないほど、使いやすいです。少なくとも面倒を感じたことはありません。 そのうち、万年筆レビューをしてみたいと思います。