2021年4月17日(土)、矢吹駅前にある「しおりば」でやぶき読書会を実施しました。今回は「つなぐ」をテーマに本を持ち寄り、参加者の皆さんにご紹介いただきました。
会場の「しおりば」は、セルフスペースという新しい考え方のお店です。コワーキングスペースのようでもあり、図書館のようでもあり、喫茶店のようでもある非常に不思議なお店です。
今回は、参加者4名とオーナーの飯塚さん、わたしの都合6名での開催となりました。「つなぐ」から連想される本というかなり広いテーマを取り扱いましたが、いろいろな本をお持ちいただきました。電子書籍でお読みになっている方もいらっしゃいましたので、実際にはもっといろいろな本をご紹介いただいています。

一部の本を簡単に紹介させていただきます。
鈴木大介『されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間』
発達障害の妻と脳梗塞によって障害を負った夫の夫婦生活を綴ったエッセイ的マンガだそうです。夫婦の、人と人の「つながり」とは何か、改めて考えさせられる作品だったとのことです。
舞城大太郎『熊の場所』
今回、なぜか熊が話題になる読書会となりましたが、その先陣を切った本です。表題作「熊の場所」は、変わった少年と僕とが友情を築く話だとのこと。気になります。
富岡 多恵子『ひべるにあ島紀行』
伝記風の文章から旅行記から何から、いろいろなものが「つながった」作品だそうです。読むのが大変だという旨のお話がありましたが、わたしもそんな気がします。
「てくり」
フリーペーパー。熊その2。紹介者の方が学生時代所属していた熊研が紹介されています。
上野 敏彦『福島で酒をつくりたい』
浜通り・浪江町の銘酒「磐城壽」。東日本大震災の津波ですべてが流されてしまった蔵本が、再興するまでのルポタージュ。蔵についている酵母自体が死んでいるため、大変だそうな。読んでみたい一冊です。
古沢和宏『痕跡本のすすめ』
紹介者は、オーナーの飯塚さん。しおりばでは、有志の方から寄贈してもらった本を蔵書としています。当然、その中には書き込みがある本もあるわけで。みなさんも経験ありますよね? ブックオフで買った本に書き込みがあるアレ。それに関するムック本です。
伊藤寿朗『ひらけ、博物館』
わたしが紹介した本です。博物館という施設と地域がどのような関係を結んでいくのか。それについて書かれた本です。
最近、仕事やその他のあれこれが忙しく文章も書けていませんでしたが、それ以上に本を読めていないことに気がつきました。今週は読書強化週間にしてみても良いのかもしれません。
次回は同日午後に行ったマチを読むをレポート予定です。