読書会

なす読書会(#3:太宰治「桜桃」)を開催しました

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本日、なす読書会を開催いたしました。太宰治のイメージや家と外での人の見せ方の違い、主人公のクズさなどの話になりました。

読書会の様子

今回の読書会は試行的におすすめ本の紹介をしてから、読書会に入りました。

・浅田次郎『おもかげ』
・白石 雅彦『「ウルトラQ」の誕生
・雑誌

などをご紹介いただきました。雑誌については、雑誌を買うタイミングや読み終わった雑誌のその後などについて、参加者であれこれ話をしました。

本題の読書会では、初読の感想を交換したあと、作品を読みつつその場で感じた感想を共有しました。

「家庭小説っぽい出だし」
「お前一人で食うのかい!」
「太宰は家庭を語るイメージがなかった」
「自殺や殺人が日常の延長線上に位置づけられている」
「「涙の谷」は涙も涸れてしまった、という意味か?」
「子育てや親としての葛藤を感じるが、はじめから親である人はいない」
「いい感じにクズだな、と思った」
「母に対する態度と、飲み屋の女に対する態度の差が面白い」

などの意見が出ました。久々の読書会でしたが、楽しく過ごさせていただきました。参加者のみなさま、ありがとうございました。次回は未定ですが、植物シリーズで読んでいこうと思います。

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